2020年02月03日

認知症の高齢者から自宅聞き出し、貴金属業者呼んで強盗

2019年4月に京都市西京区の民家で貴金属の買い取り業者が現金約200万円を奪われる事件があり、
強盗罪などで起訴された男が2日前にショッピングセンターで認知症の高齢女性に声をかけて住所を聞き出したことが発端だったことが分かった。
男は住民になりすまして女性宅への買い取り訪問を依頼し、訪れた業者を待ち伏せして襲っていた。
京都府警は「こんな手口は聞いたことがない」とあきれている。

24日に京都地裁であった裁判員裁判の初公判で検察側が明らかにした。男は大阪府高槻市の無職の被告(29)で、起訴状によると、19年2〜4月に7件の空き巣や強盗をしたとされる。


検察側は冒頭陳述で、落合被告が同年4月3日、京都市内のショッピングセンターで女性に声を掛けて住所を聞き出し、翌日に貴金属買い取り業者に電話して女性宅への出張買い取りを依頼。
5日午前11時過ぎごろ、無施錠だった女性宅に侵入し、同11時35分ごろに訪れた業者の男性の頭をスパナで殴るなどして201万8000円を奪ったなどとした。


弁護側は起訴内容を大筋で認めたが、「スパナは偶然男性の頭に当たった。積極的に傷つけようという意図ではなかった」と主張した。
31日に判決が言い渡される予定。


2020/1/24毎日新聞


bouhantaisaku at 19:10│ 詐欺 
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