2009年03月28日
富山県警冤罪事件
21世紀に入ってもこんな冤罪事件がおきているんですね。
意外にも、遠い世界の話ではなかった、冤罪被害。
2004年、
婦女暴行未遂容疑で逮捕された男性が逮捕され
裁判で懲役3年に処され刑を服した後に
その後、真犯人の逮捕に自供によって
無実だった事が判明した冤罪事件です。
○えん罪強姦、富山県警本部長が男性に直接謝罪、就職先紹介も?
毎日新聞 2007年1月28日
富山県警が強姦容疑などで逮捕した男性が
服役後に無実と分かった問題で
県警本部長と刑事部長が男性に直接謝罪、
刑事部長は、組織のけじめ、として
就職先の紹介をする意向を伝えていたことが分かった。
○富山県警、冤罪関係者処分せず
2007年1月31日 読売新聞
富山県警が2002年に男性を婦女暴行容疑などで
誤認逮捕した冤罪事件で、
県警警務部長は定例記者会見で、
事件を捜査した当時の関係者らを処分しない方針を明らかに。
○警誤認逮捕の男性、身内が認めたと迫られ自白した、と語る。
2007年1月26日 読売新聞
富山県警の婦女暴行冤罪事件で、
男性が読売新聞の取材に、
無実の罪を自白するに至った経緯を初めて語った。
男性によると、
取り調べは、任意同行を求められた2002年4月から始まり、
『身内の者が間違いないと言っている』と何度も告げられ、
認めざるを得ない状況だったと話した。
さらに、
『うん』か『はい』以外に言うな。
『いいえ』という言葉を使うなと言われ、
『今からいう言葉を一切覆しません』とする念書も書かされ、
署名指印させられたとも語った。
男性は、
犯行時間には電話をしていたとアリバイを訴えたが、
取調官は、
相手は電話を受けていないと言っていると取り合わなかったという。
しかし、県警が冤罪事件発覚後に男性の無実を証明する事実として
発表したのは、
犯行時間帯の男性宅の固定電話の発信履歴だった。
富山冤罪、県警が現場見取り図など「自白」証拠捏造
http://blog.livedoor.jp/keisatunews/archives/54417370.html
○『取調官恨まない』?、地検が男性から調書をとる。
5月28日 毎日新聞
冤罪被害者の男性が弁護団に対し
冤罪と分かった直後、
富山地検から
『(捜査を担当した)県警の取調官と地検高岡支部の副検事を恨まない』
という内容の調書を取られた、
と話していることが分かった。
男性は調書に押印、署名したという。
○冤罪再審の初公判わずか35分、裁判官、取調官の証人尋問は認めず。
2007年6月20日 読売新聞
富山県の男性が県警に誤認逮捕されて服役した冤罪事件の
再審初公判(6月20日、富山地裁高岡支部)。
弁護側が取調官の証人尋問を申請すると、
検察は間髪を入れず、
「必要ありません」と声を上げた。
裁判官3人も約2分間協議した後、
裁判長は「却下します」と述べた。
初公判はわずか35分ほどで終わり、
男性は弁護人を通じて
「裁判に対して絶望した」とコメントを出した。
○富山・強姦冤罪事件:弁護士会調査委の聴取、公表巡り意見合わず /富山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070630-00000287-mailo-l16
富山県弁護士会の調査委員会は
冤罪被害者男性から聴き取りを行う初の会合を開いた。
会合は非公開で開かれた。
出席者によると、
被害者男性が
内容を外部に公開することを前提に録音を認めるよう希望したのに対し、
調査委側が録音内容の公開を拒んだことで
わずか10分足らずで終了した。
男性は、弁護士への不信感が増しただけ、
こんな調査委なら解散してほしい、と憤っている。
富山連続婦女暴行冤罪事件-ウイキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E9%80%A3%E7%B6%9A%E5%A9%A6%E5%A5%B3%E6%9A%B4%E8%A1%8C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
冤罪被害者の供述は自白強要、
証拠はねつ造、
また、第一審では
意外にも、取調官の証人尋問を認められなかった事から、
検察、裁判所には
真剣に冤罪被害者の人権を守ろう、
という姿勢がどうしても感じられません。
さらに、
非公開で今回の冤罪事件の検証をすすめようとする
富山県弁護士会の姿勢にも疑問を感じます。
弁護士会の姿勢に、
冤罪被害者の男性はかなり怒っているようです。
結局、
今回の冤罪被害者の人権は誰が守ってくれるのでしょうか?
長勢法務大臣も(富山県選出)男性に対し謝罪したものの、
男性が述べた自白の強要については
違法性が無いと述べているようです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もし、あなたや、親族、知人が逮捕されたら…大阪弁護士会
http://www.osakaben.or.jp/web/05_consult/01/09.php#1
冤罪甲山事件
http://www.jca.apc.org/kabutoq/
帝銀事件ホームページ
http://www.gasho.net/teigin-case/
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意外にも、遠い世界の話ではなかった、冤罪被害。
2004年、
婦女暴行未遂容疑で逮捕された男性が逮捕され
裁判で懲役3年に処され刑を服した後に
その後、真犯人の逮捕に自供によって
無実だった事が判明した冤罪事件です。
○えん罪強姦、富山県警本部長が男性に直接謝罪、就職先紹介も?
毎日新聞 2007年1月28日
富山県警が強姦容疑などで逮捕した男性が
服役後に無実と分かった問題で
県警本部長と刑事部長が男性に直接謝罪、
刑事部長は、組織のけじめ、として
就職先の紹介をする意向を伝えていたことが分かった。
○富山県警、冤罪関係者処分せず
2007年1月31日 読売新聞
富山県警が2002年に男性を婦女暴行容疑などで
誤認逮捕した冤罪事件で、
県警警務部長は定例記者会見で、
事件を捜査した当時の関係者らを処分しない方針を明らかに。
○警誤認逮捕の男性、身内が認めたと迫られ自白した、と語る。
2007年1月26日 読売新聞
富山県警の婦女暴行冤罪事件で、
男性が読売新聞の取材に、
無実の罪を自白するに至った経緯を初めて語った。
男性によると、
取り調べは、任意同行を求められた2002年4月から始まり、
『身内の者が間違いないと言っている』と何度も告げられ、
認めざるを得ない状況だったと話した。
さらに、
『うん』か『はい』以外に言うな。
『いいえ』という言葉を使うなと言われ、
『今からいう言葉を一切覆しません』とする念書も書かされ、
署名指印させられたとも語った。
男性は、
犯行時間には電話をしていたとアリバイを訴えたが、
取調官は、
相手は電話を受けていないと言っていると取り合わなかったという。
しかし、県警が冤罪事件発覚後に男性の無実を証明する事実として
発表したのは、
犯行時間帯の男性宅の固定電話の発信履歴だった。
富山冤罪、県警が現場見取り図など「自白」証拠捏造
http://blog.livedoor.jp/keisatunews/archives/54417370.html
○『取調官恨まない』?、地検が男性から調書をとる。
5月28日 毎日新聞
冤罪被害者の男性が弁護団に対し
冤罪と分かった直後、
富山地検から
『(捜査を担当した)県警の取調官と地検高岡支部の副検事を恨まない』
という内容の調書を取られた、
と話していることが分かった。
男性は調書に押印、署名したという。
○冤罪再審の初公判わずか35分、裁判官、取調官の証人尋問は認めず。
2007年6月20日 読売新聞
富山県の男性が県警に誤認逮捕されて服役した冤罪事件の
再審初公判(6月20日、富山地裁高岡支部)。
弁護側が取調官の証人尋問を申請すると、
検察は間髪を入れず、
「必要ありません」と声を上げた。
裁判官3人も約2分間協議した後、
裁判長は「却下します」と述べた。
初公判はわずか35分ほどで終わり、
男性は弁護人を通じて
「裁判に対して絶望した」とコメントを出した。
○富山・強姦冤罪事件:弁護士会調査委の聴取、公表巡り意見合わず /富山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070630-00000287-mailo-l16
富山県弁護士会の調査委員会は
冤罪被害者男性から聴き取りを行う初の会合を開いた。
会合は非公開で開かれた。
出席者によると、
被害者男性が
内容を外部に公開することを前提に録音を認めるよう希望したのに対し、
調査委側が録音内容の公開を拒んだことで
わずか10分足らずで終了した。
男性は、弁護士への不信感が増しただけ、
こんな調査委なら解散してほしい、と憤っている。
富山連続婦女暴行冤罪事件-ウイキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E9%80%A3%E7%B6%9A%E5%A9%A6%E5%A5%B3%E6%9A%B4%E8%A1%8C%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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冤罪被害者の供述は自白強要、
証拠はねつ造、
また、第一審では
意外にも、取調官の証人尋問を認められなかった事から、
検察、裁判所には
真剣に冤罪被害者の人権を守ろう、
という姿勢がどうしても感じられません。
さらに、
非公開で今回の冤罪事件の検証をすすめようとする
富山県弁護士会の姿勢にも疑問を感じます。
弁護士会の姿勢に、
冤罪被害者の男性はかなり怒っているようです。
結局、
今回の冤罪被害者の人権は誰が守ってくれるのでしょうか?
長勢法務大臣も(富山県選出)男性に対し謝罪したものの、
男性が述べた自白の強要については
違法性が無いと述べているようです。
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もし、あなたや、親族、知人が逮捕されたら…大阪弁護士会
http://www.osakaben.or.jp/web/05_consult/01/09.php#1
冤罪甲山事件
http://www.jca.apc.org/kabutoq/
帝銀事件ホームページ
http://www.gasho.net/teigin-case/
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bouhantaisaku at 12:07│
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