2006年05月16日

MUL-T-LOCK。 いきなり鍵が鍵穴に入らなくなってしまった。

はじめまして。

一年前にピッキング犯対策にと思い玄関ドアの鍵をMUL-T-LOCKというものに交換しました。たしかイスラエル製かなんかで、防犯性は高い反面、デリケートなので手荒な扱いは避けるようにという説明を取り付け業者の方から受けたように思います。それからずっと何ごともなかったのですが、今日仕事から帰ってまた約1時間出かけて帰ってきたら、いきなり鍵が鍵穴に入らなくなってしまったのです。

自分の鍵だけでなく、妻のとスペアのいずれもダメでした。防犯対策のために自分が家に入れなくなるという笑うに笑えない状況。

早速業者を呼び鍵穴用の潤滑剤を使ったらなんとか復帰しました。いたずらやピッキング未遂のような人為的な行為の痕跡も認められず、かといって経年的な不具合にしては何の予兆もなく突然すぎるので、とても不可解です。二万六千円で交換してから一年経たずに、調整料でまた八千円! これってどーよ! イタすぎ。MUL-T-LOCKで同じような経験をなさった方はいらっしゃいますか? あるいは防犯のための当然の出費なのでしょうか? どなたかアドバイスをいただけますか?
これからは潤滑剤の携帯を考えています。

○○○

MUL-T-LOCKに限らず、現行売られているほとんどのディンプルキーは、従来のものより動作不良がおきやすいです。

動きの不良の主原因は内部のピンの動作不具合(潤滑切れ)ですが、動作部分(ピンの数)が従来より多いわけですから、当然不調も多くなります。また、従来の普及品より内部構造の精密さが増してることも原因ですね。
本来、哲学てっちゃんさんのような事例はたくさん起きています。我々は、なるべく「専用潤滑材」も同時購入されるようにおすすめしています。1本600円前後ぐらいからありますので、それを買ってふりかけておけば、今回のような予想外の出費は抑えられます。

動作部分ですから、やっぱりメンテナンスは重要なんです。
ちなみに、KABA社の製品は、そのような事例が多発したため、現在はすべて潤滑剤がセットになっているようです。
製品の取説にも「潤滑剤の使用をおすすめします」という類の文面が必ず入っています。

なお、鍵穴へは専用潤滑材以外の油(CRCやクレ556、ミシン油、機械油、食用油、蝋、シリコンスプレーなど)は、基本的に使用してはいけません。具体的にお知りになりたければ、鍵屋さんにお問い合わせください。




bouhantaisaku at 11:59│ 防犯 | 
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