2006年05月04日
警備保障は防犯対策に有効?仕組みとメリット、デメリット
警備会社の社員です。
警備保障についてですが、たしかに警備保障会社に契約(ホームセキュリティなど)して何かあった場合でも、警備員が到着するまでに時間が掛かります。警備業法上25分以内に現場に到着する事が義務付けられていますが、実際に現場に到着する時間は、担当の警備員の位置と物件の距離によって変わります。警備会社ごとに警備員の待機場所、巡回経路が異なりますが、早ければ2〜3分遅ければ25分掛かりますし、警備会社が何かあったと判断するのは実際に部屋に侵入された場合(主なセンサは室内、窓枠に取り付けます)もしくは非常押しボタンなどが押された場合です。
一度幾つかの警備会社に問合せしてみては如何ですか?現在は各社の料金は横並びですので、待機所の場所と平均所要時間(現場到着までの時間)が重要だと思います。
ついでに、今回はベランダの手すりに取り付ける「忍び返し」(とげとげが並んだやつです)の物理的対策と、防犯ベルが有効かと思います。防犯ベルは火災ベルと同様の音が鳴りますので効果絶大ですが、誤動作の場合には近所迷惑になりますので、防犯ベルを鳴らすためのセンサ類を慎重に選んでください。防犯ライトもありますが、周囲より死角となっている場合には効果を発揮できません。
参考になれば幸いです。
○○○
忍び返しについて
市販の忍び返しはピッチが荒く、足が掛けれます。
また、威嚇効果はあっても、実際に踏むのは靴ですから、あまり痛くありません。
こういう表現をされると、すぐ安価に有刺鉄線などを勧める業者が現れます。こんなものペンチでも切られます。
確実な足場がある以上、そういった簡易な防御策はプロ施工として検討から除外すべきだと思います。
セキュリティをうたいながら、すぐ鍵やセンサー、警備員ばかり連想し、物理的な防御を検討しない(出来ない)ことが多すぎると思います。
○○○
警備保障と契約すれば、犯人の侵入はもとより犯人の逮捕や被害の保証をしてくれると思わせるところにこの業界の限界を感じるのです。
何処か、新しい感覚で、脱皮が必要な時代になってきていると思っているのです。
○○○
確かに警備保障に入れば安全という考え方は非常に危険です。
私もお客さんには物理的な防犯措置と防犯に対する意識を持って頂くようにお願いしています。
ぶっちゃけた話、「警備保障に入ったのに泥棒に入られた!どうしてくれる!」と言われても困りますしね。
警備会社の保証は一般的に、侵入を検知し、現場確認等で過失が無ければ、警備会社としては盗難による被害金額を保証するものではありません(見舞金は出ます)。泥棒を捕まえる事は稀にありますが、警備員は法律上一般人と同じ扱いですので、現行犯逮捕しかありえません。つまり、警備会社は被害を最小限に留める位しか約に立ちません。
防犯機器に対しても規定がある訳ではありません。正し、上記のように過失と判断されるような機器は扱いません。
ちなみに国内で現在規定作成に一番近い存在と思われる「防犯設備協会」ですが、会員は主に国内の防犯機器メーカーや、警備会社ですので一概に基準を作るといっても各社の覇権争いがあるために簡単には行かないでしょう。
厳重な機器を付けたとしても「防犯意識が無い」と何の意味もありませんよね。
警備保障についてですが、たしかに警備保障会社に契約(ホームセキュリティなど)して何かあった場合でも、警備員が到着するまでに時間が掛かります。警備業法上25分以内に現場に到着する事が義務付けられていますが、実際に現場に到着する時間は、担当の警備員の位置と物件の距離によって変わります。警備会社ごとに警備員の待機場所、巡回経路が異なりますが、早ければ2〜3分遅ければ25分掛かりますし、警備会社が何かあったと判断するのは実際に部屋に侵入された場合(主なセンサは室内、窓枠に取り付けます)もしくは非常押しボタンなどが押された場合です。
一度幾つかの警備会社に問合せしてみては如何ですか?現在は各社の料金は横並びですので、待機所の場所と平均所要時間(現場到着までの時間)が重要だと思います。
ついでに、今回はベランダの手すりに取り付ける「忍び返し」(とげとげが並んだやつです)の物理的対策と、防犯ベルが有効かと思います。防犯ベルは火災ベルと同様の音が鳴りますので効果絶大ですが、誤動作の場合には近所迷惑になりますので、防犯ベルを鳴らすためのセンサ類を慎重に選んでください。防犯ライトもありますが、周囲より死角となっている場合には効果を発揮できません。
参考になれば幸いです。
○○○
忍び返しについて
市販の忍び返しはピッチが荒く、足が掛けれます。
また、威嚇効果はあっても、実際に踏むのは靴ですから、あまり痛くありません。
こういう表現をされると、すぐ安価に有刺鉄線などを勧める業者が現れます。こんなものペンチでも切られます。
確実な足場がある以上、そういった簡易な防御策はプロ施工として検討から除外すべきだと思います。
セキュリティをうたいながら、すぐ鍵やセンサー、警備員ばかり連想し、物理的な防御を検討しない(出来ない)ことが多すぎると思います。
○○○
警備保障と契約すれば、犯人の侵入はもとより犯人の逮捕や被害の保証をしてくれると思わせるところにこの業界の限界を感じるのです。
何処か、新しい感覚で、脱皮が必要な時代になってきていると思っているのです。
○○○
確かに警備保障に入れば安全という考え方は非常に危険です。
私もお客さんには物理的な防犯措置と防犯に対する意識を持って頂くようにお願いしています。
ぶっちゃけた話、「警備保障に入ったのに泥棒に入られた!どうしてくれる!」と言われても困りますしね。
警備会社の保証は一般的に、侵入を検知し、現場確認等で過失が無ければ、警備会社としては盗難による被害金額を保証するものではありません(見舞金は出ます)。泥棒を捕まえる事は稀にありますが、警備員は法律上一般人と同じ扱いですので、現行犯逮捕しかありえません。つまり、警備会社は被害を最小限に留める位しか約に立ちません。
防犯機器に対しても規定がある訳ではありません。正し、上記のように過失と判断されるような機器は扱いません。
ちなみに国内で現在規定作成に一番近い存在と思われる「防犯設備協会」ですが、会員は主に国内の防犯機器メーカーや、警備会社ですので一概に基準を作るといっても各社の覇権争いがあるために簡単には行かないでしょう。
厳重な機器を付けたとしても「防犯意識が無い」と何の意味もありませんよね。
bouhantaisaku at 21:00│
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