2018年01月14日

神社屋根の銅板、窃盗相次ぐ 滋賀で被害深刻化

滋賀県内の神社で昨年12月から、ほこらや本殿に取り付けられている銅板が盗まれる被害が相次いでいる。栗東市の小槻大社でも、ほこらの屋根に敷かれた銅板約120枚が何者かにはぎ取られていたことが分かった。県神社庁(大津市)は15件の被害報告を受けており「これだけ連続するのは過去20年間で初めて」と、県内の宮司約250人に文書で注意を呼び掛けた。

12月30日、栗東市下戸山の小槻大社で門松などの準備をしていた氏子らが、本殿(国指定文化財)から約50メートル離れたほこらの屋根の銅板(縦25センチ、横10センチ)が全てなくなっていることに気づいた。権禰宜(ごんねぎ)は「普段は地元住民がお参りするだけで、常には宮司はいない。人が訪れないような場所を狙ったのでは」と推測する。

県内では東近江、野洲、竜王、日野の各市町でも同様の被害が確認されている。本殿が国宝の大笹原神社(野洲市大篠原)の境内では、ほこら2カ所の屋根の銅板などが持ち去られているのが見つかった。同神社も宮司は常駐せず、氏子が毎日巡回している。

2018/1/13京都新聞

bouhantaisaku at 12:30│ 防犯 
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