2011年01月16日

『スパイウエア』で初摘発、スパイメールやCDを送りつける、ネット上仮想商店街の出店者がターゲット?

パソコンの個人情報を盗み取る『スパイウエア』と呼ばれるソフトを使って、4金融機関の10口座から計約1040円を不正に引き出したとして、警視庁は電子計算機使用詐欺などの疑いで、無職の男とプログラムを作成したIT関連会社元社員の男を指名手配した。スパイウエアを使った事件の摘発は国内初。
地方銀行の顧客に『セキュリティー対策ソフト』と偽り、スパイウエア添付のCD-ROMが送られた事件も関与を認めているという。

容疑者は、他人の無線LANを経由してスパイメールを貴金属販売会社に送付し、同社のネットバンキング用IDやパスワードを取得。今年7月、銀行の同社口座から、自らが管理する他人名義の口座に21万円を送金し、コンビニで引き出した疑い。
ネット上の仮想商店街に出店した企業や個人事業者に約600通のスパイウエア付きメールを送信。先月からは不動産業者を中心にCD-ROMを送りつけた。


『購入した商品に不備がある。添付ファイルの画像を見てほしい』
容疑者らが顧客を装い苦情メールにはこう書かれていた。
会社は添付ファイルを開封。すると、瞬時にスパイウエアが知らないうちにパソコンにインストールされた。通常のパソコン操作では気付かない。会社側が銀行のホームページにアクセスするうちに、容疑者らが用意したサーバーに情報が発信され、パスワードなどが盗まれていた。

産経新聞:2005/11/11

bouhantaisaku at 12:18│ 防犯 
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