2006年05月22日

防犯ガラス入りのペアガラスの貼り方

はじめまして。
先日念願の一戸建てが完成しました。
昨今の事情を考慮して、ガラスは防犯対応のペアガラスにしました。

私は防犯ガラスを屋内側にするのがセオリーと思っており、
営業マンにもそう伝えていたのですが、入居後よく見てみると防犯ガラスが屋外側、普通のガラスが屋内側となるようはめこまれていました。
しかし営業マンからガラス屋に問い合わせてもらったところ、
「ガラス屋さんは外側を防犯ガラスにするのが普通のやり方
だと言っていた」とのことでした。

防犯ガラス入りのペアガラスの場合、どちらを屋外にもってくるのがセオリーなのでしょうか?

たしかに防犯ガラスが外側のほうが、外からのいろんなアプ
ローチに対して強固な気がするのですが、例えば大地震など
でガラスが割れた場合を想定すると(東海地方に住んでいま
す)防犯ガラスが内側のほうが安全な気がします。

○○○

防犯用途のペアガラスは、室内側が合わせガラスにするものです。
外側のガラスを破った後に防犯ガラスがあるのですから、穴が
あけられるまで時間がより稼げるのです。
まして、日ごろの暮らしとしても、室内側が合わせガラスであると
いうことは、日常生活の安心感にもつながります。
よろけたり、転んだり、子供さんやお年寄りまでガラスが割れても
まず怪我をすることが無いのです。
地震時にも家具や調度品によって割れても抜け落ちない事は充分にメリットになる筈です。

その工務店もただの町の無知な価格の安いサッシ屋を使ったとしか思えません。
断じてそのままにする必要はありません。
嵌め替えと値引きを要求すべきでしょう。
にわか防犯屋さんには、お灸をすえるべきです。

○○○

北海道や東北など寒冷地においては、断熱を最優先する地域が
やむをえなく室外側ら合わせガラスを持っていく事も有るかもしれません。
これは、金属蒸着層が室外側のガラスの空気層側にあったほうが熱貫流率が小さくできるからです。
しかし、お住まいは中部地区とのことですから、その殆どは
第4地区といわれむしろ夏の遮熱のためにもしLow−Eペア
グラスを用いる場合は必ず室外側ガラスの空気層側に持っていくのが
正しい施工方法です。
ましてや、防犯の用途で指名買いをしたわけですから、通常のペアガラスであれば当然に室内側を防犯合わせガラスにすべきです。
もちろん、寒冷地であっても防犯の用途の優先順位が高くしたいお客様には、当然に室外側を防犯合わせガラスとすべきです。
素人に毛が生えたくらいの酷い施工会社だと思われます。
充分なクレームになると思われます。
取り替えてもらって値引きの交渉をしても良いと思いますよ。
防犯ガラスの中間膜の量を増やしてもらっても良いくらいです。
60ミルスペックにしてもらう方法もあると思います。
30ミルでは、アメリカの防犯基準はパスできません。
まして、ガラスメーカーの商品はパスしていない独自基準のものも存在しています。
一生に一度の買い物なのですから充分な吟味としっかりした取り付けをしてもらうべきだと思います。
基準を合格しているものは、アルミの面格子や雨戸よりも抜けにくい商品である事がしられているくらいです。

※注意 商品によって貼り方は異なるようです。


bouhantaisaku at 13:47│ 住宅 | 防犯
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